34歳、クモ膜下出血になりました

34歳でクモ膜下出血を発症。当時の記録や術後の闘病記、退院後の生活、日々の日記をゆるゆると綴っていきます。

クモ膜下出血の発症

はじめまして。
ゆきんこと申します。

このブログを書いている約7ヶ月前ー
2020年6月14日(日曜日)

いつも通りの朝でした。
起きて、朝食を食べて、洗濯や掃除などの家事を済ませて、特別変わったことも無く。

この頃は、ちょうどコロナで緊急事態宣言が出されていた時期でした。
自粛生活による運動不足解消の為に、自宅での筋トレやエクササイズにハマっていた私。。。
午前中の家事を一通り済ませた後、お昼ご飯までの1時間程をトレーニングにあてるのが日課でした。

普段と同じようにまずは筋トレから初めて、20分程経った頃でしょうか…
腕立て伏せから起き上がった瞬間に、突然頭の中がドックンドックンと脈打つような頭痛と、フワフワした目眩に襲われました。

よく、クモ膜下出血の症状で「今までに経験したことの無い頭痛」とか、「突然頭をバットで殴られたような」とか言う表現を見かけますよね?
私の場合、発症から初めの数分間はそれほど強い頭痛ではありませんでした。(めっちゃ痛いには痛いけど、気絶とかする程では無かった)

昔から低血圧と貧血で、軽い脳貧血や頭痛、立ちくらみ程度は日常茶飯事だった為、初めは「またいつもの頭痛だ」くらいに思っていました。
所が、「いつもの頭痛」は大体30秒もすればスッと良くなるのに対し、この時はどんどん痛みが強くなり、それに伴って目眩も酷くなり、立っているのもツライ状態に…
どうやら「いつもの頭痛ではない」らしい事に気付く。

次に私が考えたのは、6月の蒸し暑い日に運動していた、と言う事もあり「もしかして熱中症?!それとも、運動しすぎて低血糖?!」

…と言う事で、壁やテーブルに捕まりながらフラフラとキッチンへ。
冷蔵庫からスポーツドリンクを出して飲み、ハチミツを舐め、キウイも食べてみる。(…くらいの事ができる余裕があった笑)
で、筋トレしていたマットの上に再び横たわる…

(少し安静にしてれば良くなるかな…)
なんて思ったのも束の間。
突然猛烈な吐き気!!!
さっき飲み食いした物を全てリバース。(汚い話でスミマセン…)
ここまで来てようやく、「只事ではないかも…」と言う恐怖感に襲われ、まずは仕事中の夫に連絡してみる事に。(因みにこの時は家に一人で居ました。)
しかし、頭が朦朧として、手足の震えが止まらず、携帯を持つ手にも力が入らない。
できるだけ冷静に、落ち着いて呼吸をしながら、ゆっくり一つ一つボタンを押して、まずは夫に電話をする事に成功!
電話口で事情を説明すると、只事でないと察した夫が「出来るだけすぐ戻るから待ってて!」と言ってくれ、電話を切りました。

夫の帰宅を待つ間にも、どんどん状態は悪くなり、身体に力が入らず何度か意識が飛びそうになりました。
「もしかしたら、夫が家に帰ってくるまで意識を保っていられないかも…。そこから救急車を読んだとしたら、色々手遅れになるかも…。」
そんな考えがふと頭を過ぎ、最後の力を振り絞って自分で救急車を呼ぶ事を決意。
たった1.1.9の3つのダイヤルを押すだけでもかなりの時間がかかりましたが、幸いまだ意識はあって喋れる状態だったので、無事救急車を呼ぶ事にも成功!
それから10分位経った頃でしょうか。
夫が帰宅し、すぐに救急車も到着。
一先ず最寄りの総合病院へ運ばれる事になりました。

続く